music_sakkyoku_guitar_man

「エレキギター初心者だけど、作曲してみたい!」

バンドをやっている人間なら一度は、オリジナル楽曲にチャレンジしたいですよね?

でも「楽器をはじめたばかりだし、作曲なんて一度もやったことがないからわからない」ってかたも多いかと思います。

これは私の主観ですが作曲は初心者でもできます。ようはチャレンジするかしないかの差です。実際、私もギターをはじめて約半年で作曲をするようになりました。

とはいっても何から手をつけたら良いのかわからないのも事実ですよね? そこで今回は私の経験にもとづいて、作曲方法についていくつか解説していきたいと思います。

  • 鼻歌でつくる方法。
  • コードからつくる方法。
  • セッションからつくる方法。
  • みんなにイメージを伝える方法。

鼻歌ができれば、あなたも立派な作曲者

「フンフンフーン、フフフフフーン♪」

みなさんも一度は鼻歌を歌ったことはありますよね?

実はこの鼻歌さえできれば、誰でも作曲というのはできてしまいます。実際、私がもっとも多く作曲してきた方法で、今でも鼻歌から作曲をしています。

ワンフレーズでかまわないので鼻歌をつくってみましょう。良いフレーズが思いついたら、なんでも良いので音を録音します。

私がよく使うのはスマホなどについている、ボイスレコーダーアプリをつかっています(なので私のスマホには鼻歌のフレーズが大量に入ってたりします。)

そしたら録音したフレーズを聴きながら、その先を考えれば良いのです。もしくはフレーズだけたくさん録音しといて、色々組み合わせてみるのもありですね。

あとはできた鼻歌の上から、コードをのせてやれば一曲完成です。こう見ると意外に簡単ですよね?

この方法で良い点は、いつでもどこでもできるといった点です。

道端で鼻歌を歌っていると突然良いフレーズが思い浮かんだりします(神が降りてきた、なんて言いかたしますよね 笑)

良いフレーズが思いついたら、スマホのボイスレコーダーアプリを使ってすかさず録音しましょう。

夢の中で作曲する

あと曲をつくるのになれてくると習慣化されて、夢の中でも曲が頭の中を流れるようになります(これを自分は勝手に作曲脳なんていったりしてます)

夢の中で曲ができたって話はよく聞く話で、あの世界三大ギタリストのひとり、エリック・クラプトンなんかも、こういった話をよくします。

私も実際、夢の中でよい曲が思いつき、それを完成させたことが何度もあります。

ただデメリットもあって、起きてる時に比べて、夢で思いついた曲はすぐ忘れてしまうので、早めに録音するようにして下さいね。

バンド名やグループ名の決め方

リズムを意識する

他のコツとしては鼻歌でリズムをつくる人は多いかと思いますが、同じようにリズムをつくると良いフレーズが思い浮かんだりします。

音楽理論の話になりますが、音楽には三大要素というものがあり、リズム、メロディー、ハーモニーといわれています。

大昔の人たちは石や木の棒などを叩き、リズムをとって音楽をかなでてきました。リズムのない曲というのは無いですよね? つまりそれだけ重要な要素ということです。なのでココも意識して作ってみましょう。

コード進行をつくって作曲する

いざ曲をつくろうとすると良いメロディーが思い浮かばない・・・こんなことってよくあります。

ピアノやギターなどのメロディー楽器をつかえる人は、コード進行から作曲するという方法があります。

コードとは和音(わおん)ともいい、3つ以上の音の組み合わせ、同時に鳴らす音のことです。よく音楽の授業でやった「ドミソ」や「レファラ」とかはコードですね。

ギターやベースをやっている人なら、CとかGっていったほうがわかるかも知れません。このコードの流れを決めて曲をつくる(つまりコード進行のこと)というのが、この方法です。

その際に覚えておくといいのが「ダイアトニックコード」というものです。

細かい説明をしてしまうと音楽理論の話になってしまうのではぶきますが、このダイアトニックコードをつかうと、自然な流れの曲ができるといったものです。

メジャーキー

以下がダイアトニックコードの一例です。

キーというのは音の基準音のことで、よくカラオケにいくと「キーを上げて」なんていう人も多いかと思います。かんたんにいうと音の高さですね。

下の表は「メジャーキー」と呼ばれるもので、明るい曲調の音楽を作曲したいときにつかうと便利です。

  • キーC=C Dm Em F G Am Bm(♭5)
  • キーG=G Am Bm C D Em F#m(♭5)
  • キーD=D Em F#m G A Bm C#m(♭5)
  • キーA=A Bm C#m D E F#m G#m(♭5)
  • キーE=E F#m G#m A B C#m D#m(♭5)
  • キーB=B C#m D#m E F# G#m A#m(♭5)
  • キーF#=F# G#m A#m B C# D#m E#m(♭5)
  • キーC#=C# D#m E#m F# G# A#m B#m(♭5)
  • キーF=F Gm Am B♭ C Dm Em(♭5)
  • キーB♭=B♭ Cm Dm E♭ F Gm Am(♭5)
  • キーE♭=E♭ Fm Gm A♭ B♭ Cm Dm(♭5)
  • キーA♭=A♭ B♭m Cm D♭ E♭ Fm Gm(♭5)
  • キーD♭=D♭ E♭m Fm G♭ A♭ B♭m Cm(♭5)
  • キーG♭=G♭ A♭m B♭m C♭ D♭ E♭m Fm(♭5)
  • キーC♭=C♭ D♭m E♭m F♭ G♭ A♭m B♭m(b5)

マイナーキー

メジャーキーとは反対に暗い曲調の「マイナーキー」とよばれるものがあります。マイナーキーは以下のようになります。

  • キーAm=Am Bm(♭5) C Dm Em F G
  • キーEm=Em F#m(♭5) G Am Bm C D
  • キーBm=Bm C#m(♭5) D Em F#m G A
  • キーF#m=F#m G#m(♭5) A Bm C#m D E
  • キーC#m=C#m D#m(♭5) E F#m G#m A B
  • キーG#m=G#m A#m(♭5) B C#m D#m E F#
  • キーD#m=D#m E#m(♭5) F# G#m A#m B C#
  • キーA#m=A#m B#m(♭5) C# D#m E#m F# G#
  • キーDm=Dm Em(♭5) F Gm Am B♭ C
  • キーGm=Gm Am(♭5) B♭ Cm Dm E♭ F
  • キーCm=Cm Dm(♭5) E♭ Fm Gm A♭ B♭
  • キーFm=Fm Gm(♭5) A♭ B♭m Cm D♭ E♭
  • キーB♭m=B♭m Cm(♭5) D♭ E♭m Fm G♭ A♭
  • キーE♭m=E♭m Fm(♭5) G♭ A♭m B♭m C♭ D♭
  • キーA♭m=A♭m B♭m(♭5) C♭ D♭m E♭m F♭ G♭

メジャーもマイナーもそうですが「~(♭5)」と書かれているコードは、正直つかいどころがむずかしいコードなので使わなくても大丈夫です。

キーを決めたらこれらのコードを好きなように組み合わせて弾いてみましょう。かなり簡単に、しかも自然なコード進行ができるはずです。

コードの順番を入れ替える

もうひとつの方法は好きな曲のコード進行を参考にして、コードの順番を入れかえてみたり、小節の長さを変えてみたり、リズムを変えてみたり、アレンジして曲をつくっていく方法です。

この方法は実際にプロがどういったコード進行をつくっているのか、どういったコードを使っているのかなども勉強になりますし、自分のイメージしている曲がつくりやすいといった点もメリットです。

どちらの方法も作曲する際には役にたつ知識なので覚えておきましょう。

セッションしてみんなで一曲つくる

これは初心者にはあまりオススメできない方法ですが、セッションから曲をつくるという方法もあります。

セッションとはキー(音の高さ)だけ決めて、みんなでアドリブであわせて演奏していく方法です。アドリブなので、ある程度バンド経験や楽器が弾けないと厳しいです。

なのでバンドメンバー全員が、中級者以上の方ならこの方法でも作曲できますね。

セッション作曲法の利点

この方法のメリットは突然良いフレーズが飛び出てきたり、グルーヴ感(ノリ)が良い曲ができやすい傾向にあります。

なんで良くライヴハウスなんかいくと「この曲はたぶんセッションでつくったんだなー」って分かったりします。自分の力量がわかる作曲方法ですね。

セッションは今まで自分の聴いてきた音楽や、メロディー・フレーズなどの引き出しが重要になってきます。

私がよく言われていたのは「引き出しを増やすために、常日頃からいろんなジャンルの音楽を聴きなさい」とプロのミュージシャンから言われ、それを実践してきました。こういったのが自分の力になってくるんです。

セッションをすると自分の引き出しの量がすぐわかりますよ。作曲方法としてもオススメですが自分の力量を試すために、セッションしてみるのもいいかも知れませんね。

頭のなかのイメージをどれだけバンドメンバーに伝えられるかが重要

さて、ここまで作曲の方法について書いてきましたが、私が一番重要だと感じているのが「曲のイメージをどれだけメンバーに伝えられるか?」です。これが一番むずかしい。

例えば先ほど紹介した鼻歌で作曲する方法でみんなに聴いてもらったとします。

でも鼻歌だけだとメンバーみんなには、どこがサビだかわからないし、どんな感じのリズムが鳴っているのかも伝わってきませんよね?

コードをつくっていく方法も同じです。コード進行だけメンバーに聴かせても、どんなメロディーなのかわからないし、リズムもわかりません。

もちろん鼻歌だけつくって、他の部分は違うメンバーにつくってもらうのもアリです。ただ問題なのはそれを他のメンバーがつくれるレベルなのかといった点です。

もし他のメンバーが作れない、アレンジできないといった場合は、自分で他のパートもどうにかするしかないのです。

頭の中のイメージを伝えるというのは実はすごくむずかしいことです。

作曲ソフトがあると重宝する

そんなイメージを伝えやすくするのが、作曲ソフトやMTRといった存在です。作曲ソフトとはパソコン上でボーカルやギター、ベース、ドラムなどを録音し作曲できるモノ。

MTRとは一昔前の作曲できる機械だと思ってください(作曲ソフト同様、ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどが録音できます)

これを使えば楽曲がまるまるひとつ、キレイにできるので、みんなに自分のイメージしている曲が伝わりやすくなります。この方法が現在もっとも使われている方法ではないでしょうか?

学生さんは無料アプリを使う

「でも作曲ソフトとかって高いんでしょ?難しそうだし・・・」学生さんだとどうしてもお金の部分とか気になってしまいますよね?

でも最近では無料で使える作曲ソフト、スマホからつかえる作曲アプリというものがたくさんあります。これらもデモ音源をつくるなら充分な機能をもっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか? バンドの作曲方法を最後にまとめると・・・

  • 楽器などができなくても鼻歌で作曲できる。
  • ダイアトニックコードや他の曲のコード進行をアレンジして曲ができる。
  • セッションは初心者にはむずかしいが、勢いのある、ノリの良い曲などがつくりやすい。
  • 一番重要なのは自分のイメージをみんなにいかに伝えるか。

作曲をしていくと自分の担当しているパートだけではなく、他のパートのことを知る良い機会にもなります。実際、私もふだんはギターですが、ベースやドラムもすこしできるようになりました。

良いバンドは他のパートのことも考えて演奏してたりするもんです。各々がひとりよがりにならずに良い曲を演奏しようとするバンドが一番いいかと私は考えています。

そして自分達の曲を聴いてくれる人にどれだけ伝えられるかがバンドとしては重要です。少し深い話もしてしまいましたが、この機会にぜひ作曲にチャレンジしてみましょう!